2003年、念頭に、アレコレ･･･　槇小奈帆 　皆さん、お元気ですか？　風邪などひいていませんか？　博品館劇場のコンサートでは、一昨年に引き続いてまた皆さんから熱いご支援を頂きましたこと、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。 　 去年の暮れは、私はひたすら惰眠をむさぼって暮らしました。ちょっと走り過ぎたここ数年の「お騒がせ人生」を自戒を込めて振り返りたくても、頭はスッカラカンで、寝ても眠ってもまだまだ睡魔が追っかけてきて･･･。スミマセン･･･。 　 いよいよ旅心がうずいていた頃、一通のお便りを戴きました。「死ぬことも生きることも出来ない沢山の若い人たちがいるのです。その人たちのために歌って下さい･･･」。急遽、にわかコンサートの準備を整え、スタッフと一緒に出かけました。１２月の冷たい雨の中、全国から集まった方々は登校拒否や引きこもりの児童、そして耐え難い心の傷を抱えている人たちをケアーしている医師・看護婦・シスター・学生・ボランティアの皆さんの会。当人も家族の方々もいらっしゃいました。正直言って少し不安でした。舞台からフロアーに下りた時、声がつまりました。肩を震わせて涙を流れるままにしている若い女性、まるで子供のように私の手を握りしめる人、この胸に顔をうずめる人･･･。大人になったって、凍りついた悲しみが溶けるとは限りません。傷ついて、臆病になって、心を閉ざしたまま大人になった「子供」って沢山いるんです。私にとって特別な人たちではありませんでした。「ヒューマニズム」とか「愛」とか、声高に口にするのは好きではありません。へそ曲がりの私は、なにかうさん臭いものを感じとってしまいます。でも、あの手のぬくもりや、曇りのない美しい目は、何よりも「真実」として、疑り深い私を無防備にさせてくれました。これから私は色んなところに行って歌うことになりそうです。私の歌を待っていてくれる人たちのところに、私の歌が役に立つのなら、どこへでも行って歌いたいと思っています。 　 さて、今年はじめてのコンサート、2月21日のキララホールは、「虹の会」という７人の肝っ玉おっかさん（ゴメンナサイ）の主催です。すっごいパワーなんです！　今でも薪でご飯を炊いているという「美味しん坊」が作ってくれたゴマ・オコワは感動もの！　７００席のチケットは去年のうちに完売だそうで、これはマキちゃんとしても頑張らなくっちゃね。 　 そうそう、大晦日恒例の紅白歌合戦を久々に観ました。12月のコンサートの音楽監督、ヴァイオリンの篠崎正嗣さんが黒四ダムで中継って聞いていたので･･･。でも、なかなか出てこな〜い。それに演歌の中年歌手が、カメラ目線でしゃくるように２・３度ウインクしたのにはビックリ仰天。なんだか腹が立ってきて、あとは映像だけにして、Ｊ．グレコのＣＤをかけて大掃除の真似事。（スミマセン）。「オット〜、出ました〜ッ！」。トンネルのなか、中島みゆきさんの脇で凛々しく（？）弾いていらっしゃいましたよ。その後の放送は池内紀さんのガイドでドイツの旅。超ラッキー！！ 　とりとめもなくクッチャべリました。今年は、「ゆっくり、丁寧に」が指針です。 　どうかこれからも、お騒がせ人生をよろしくお見守り下さ〜い。 　 合掌　　 ←マキの気まぐれページ　トップへ 槇小奈帆HPトップ イベント情報｜プロフィール｜マキの気まぐれページ｜マキのシャンソン教室 CD BOOK SHOP…ネレイス（ルパン3世、峰不二子テーマ曲ラブ・スコール収録）はこちら 関連記事および寄稿など｜ プロデューサーはあなた！｜ラブスコール誕生秘話おすすめ 槇小奈帆つれづれブログおすすめ｜YouTube動画配スタートNEW このホームページの無断転載・複製を禁止します。 Copyright (C) 槇小奈帆ホームページ　Maki's Room