不器用でも生命輝かせて生きよう 　「シャンソンは決してムディーなものだけじゃないんです。人間の生の心の叫びなんです」。シャンソン歌手･槇小奈帆（まき・さなほ）さんは言う。 　今年１月ニューアルバム「子守唄を知らない子供」をキングレコードからリリース。同３１日NHK・FM「日曜喫茶室」に出演、放送と同時に全国から反響が相次いだ。「私のテーマは生命。なぜ生まれてきたのか、どう生きるのか…。今最も関心があるのは子供たちのことです。」槇さんは母親との確執が心の形成に大きく影響したと言う。 　「子供には母親の肌の温もりが絶対に必要。その無条件の安らぎの中で子供は初めて愛され愛すことを学ぶんです。母が死の直前、両手を広げて私を迎え入れ、ぎゅーっと抱きしめてくれた時、長い旅が終わったような気がした。子供たちにまつわる事件が多い今、子供たち･お母さんたちにぜひ聴いてほしい」 　１９６９年ごろ、槇さんは医局の忘年会で訪れた店で深緑夏代さんと出会う。その後「生命の誕生」を研究する文部技官から「生命を歌う」シャンソン歌手へ転身。「生命の美しさを表現する手段として第二の人生はこれだと思った。シャンソンが私を選んでくれた」 　「ルパン３世」峰不二子テーマ「ラヴ・スコール」はじめ作詞・訳詞家として活躍。「槇小奈帆シャンソン教室」主宰。渋谷ジァンジァン出演２０年、一昨年フランスで開かれた「ヴィヴ・ラ・ルプリーズ」に招かれ出演、絶賛された実力派。同CDの問い合わせは山の楽器銀座本店Tel０３（５２５０）１０６７へ。 　これからは中・高校生対象のコンサートにも力を入れていくと話す。「音楽の可能性を信じています。子供たちに『生きる』ということを訴えていきたい。人生はつらく悲しいこともあるけど、逃げないで生命を輝かせて生きようって」。そんな思いを伝えるため、歌詞を一語一語選び丁寧に歌う姿が印象的だ。 サンケイリビング社（新南山の手本部）・編集長　川戸真澄 関連記事および寄稿などトップページへ 槇小奈帆HPトップ イベント情報｜プロフィール｜マキの気まぐれページ｜マキのシャンソン教室 CD BOOK SHOP…ネレイス（ルパン3世、峰不二子テーマ曲ラブ・スコール収録）はこちら 関連記事および寄稿など｜ プロデューサーはあなた！｜ラブスコール誕生秘話おすすめ 槇小奈帆つれづれブログおすすめ｜YouTube動画配スタートNEW このホームページの無断転載・複製を禁止します。 Copyright (C) 槇小奈帆ホームページ　Maki's Room